白馬は低い雲に覆われ!

天気予報では雪マークもあった筈ですが、
残念ながら日中は山麓に雪は降りませんでした。
雲っているので幾分は冷たく感じますが、
そんなに気温は低くは無かったです。
天気図の等圧線はまだ冬型が弱いようで、
白馬村も暖かい日が続いています。

スキー場上部は少しは雪がチラついたかも?
でも夕方には低い雲の上に出たようで、
山麓よりも明るくなっていました。

http://livecam.vill.hakuba.nagano.jp/livecam/?id=6&Y=2010&M=12&D=7&H=16&I=15

4月に野沢温泉で企画したツアー!

先シーズンに今は亡き友人と、
「オリンピック選手と一緒に滑ろう!」と言う要旨で、
スキーとスノーボードのツアーを企画した事があります。
プロのスノーボーダーも参加してくれて、
ジャンルを問わないツアーの実施が出来ました。
まず初めに彼と一緒に企画立案したのは、
彼と僕が所属するサークルの企画としてでした。

しかしそのサークル内では募集人員には満たず、
都合をつけて来てくれる選手達に失礼になってはと、
サークル以外にも僕の個人的な友人達に参加をお願いし、
何とか予定の人数に達してツアーは無事に成立。

ツアーに来てもらったオリンピアン達は、
バンクーバー五輪のスキークロスに出場した、
瀧澤宏臣選手と福島のり子選手。
その他にも松原良輔選手、河野健児選手、
野沢のヤンチャ坊主のTeam MCVのメンバー達、
プロスノーボーダーの関貴英も来てくれました。

通常はそれなりにギャラが発生する各選手達ですが、
何とノーギャラで自腹で野沢まで足を運んでくれ、
二度とこんな条件でツアーは出来無いでしょう。

何故にこんな事をブログの記事にしたかと言うと、
僕が所属するサークルのメンバーから、
今年も同じようなツアーをと言う要望がありました。
恐らくサークルの人達は僕がどんな気持ちで、
どれだけの時間と経費を費やしてツアーを企画し、
各選手達にツアーの参加を要請したかは、
全く理解が出来ないと思います。

こんな豪華メンバーが集まるツアーが出来たのは、
きっとタイミングが良かった事もあるでしょう。
そして野沢温泉スキー場や宿泊先やレストランなど、
色んな場所でお世話にならなければ出来なかったでしょう。
また全ての選手達は毎年のようにNZにトレーニングに訪れ、
お世話をさせてもらう僕のお願いを断れなかった事もあるでしょう。
本当に色んな人達の協力で楽しいツアーになったと思います。

今シーズンはそんな各選手達の環境は様変わりし、
瀧澤宏臣選手はまだ現役を続けながらも、
かぐらスキー場でレーシングスキーのコーチを担当。
そして福島のり子選手はまだまだ現役続行を。
河野健児選手もソチ五輪を目指し予定はビッシリ。
松原良輔選手は現役を引退し新たな道へ。

バンクーバー五輪が終わりそれぞれの選手達は、
既にそれぞれの道を歩み始めています。
そんな選手達に今年もノーギャラで、
「私達は会社が休みで週末に一緒に滑ろう!」とは、
今は決して言えない状況です。

このツアーはそんなに簡単に成立した訳では無く、
野沢温泉スキー場へもツアーの企画書を送り、
宿もゲレンデ食堂もMCVメンバー達の実家と言う事で、
無理な条件も快く承諾してもらえました。

参加してもらったサークルのメンバー達には、
こまごまとした事は言わない方が、
楽しめると思いあまり説明もしませんでした。
しかしそんな簡単な事では無かったと、
理解してもらえれば幸いです。

僕が参加するそのスキーとスノーボードサークルは、
関西を中心に約500名の会員が在籍し、
ウィンタースポーツに携わる企業にとって、
とても魅力のあるサークルなようです。
しかし少なくとも4月の野沢温泉での企画は、
今は亡き友人と一緒に個人的な関係に協力をお願いし、
二人にしか出来なかったツアーだと思っています。

最後に言いたい事があります。
今は亡き人間の存在が無ければ出来なかったと言う事が、
まさにその人がこの世に生きていた証であり、
その事こそが亡き人を思う事に繋がるのだと思います。

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